ヨガと瞑想もやっていたのではじめに聞いた潜在意識の話もすんなりと理解できました。前世に入る前に幼児期に退行したが懐かしい近所のおばさんの声が甦ったのにはすごく驚きました。前世もスムーズに見えました。3つの過去を思い出しましたが、それぞれにつながりがあり、興味深かったです。
特に印象深かったのは最初に見た西ヨーロッパの国で劇場のお抱え舞台作家兼演出家をしていた人生でした。友人の演出した舞台を成功させるために奔走する自分の姿がありました。自分は表に出なくても友人を助けることを精一杯努め、結果、それなりの社会的成功と大きな精神的満足を得て、肺病でなくなっていました。
次に見たのは14世紀頃にトルコの周辺にあった国で戦時下の租税徴収人をしていた人生でした。泉に浸かって体を癒している場面から入っていきました。家族のために働いているのですが、心身ともに疲れ果て、国家に翻弄されてあちこちに派遣されたり戦争にも行かされたりで、ほとんど家族とも離れ離れになり、最後も孤独に一生を終えました。
もうひとつも生まれてからずっと胸の病気でほとんど寝たきりの人生で、そのまま若くして孤独に死んでいくというさびしい人生でした。3つとも人生を孤独にさびしく終えているという共通項があり、今の自分の姿とオーバーラップするところがあるので、それがちょっと気にかかりました。
3つとも中間生といわれるところで終えたばかりの人生を回顧しても、あまり嫌な感情も起こらず、全体的に順調に魂の成長を図れてきているように感じられたのが救いでした。 |