私がこの前世療法を受けようと思ったのは、ちょうど自分が仕事で行き詰まっていたという時でした。この仕事をこのまま続けていって自分は本当に良いのだろうかとか悩んでいる時でした。そんな状態の時ですから前世を見ることによって何かのヒントにでもなればという気持ちでこの療法を受けてみたのです。
私がみた前世は、第二次世界大戦の終わりの頃だと思います。 私は日本兵である島を占領するためにその島へ上陸したのですが、アメリカの圧倒的な戦力によって我々の部隊は追いつめられていました。その島の山の中を逃げていくのですが、私たちは塩が無いことに苦しめられます。海へ行けばアメリカの艦船が待ちかまえていて攻撃してくるので塩を補給することが出来ません。極度の緊張状態と食料不足、塩分不足から苦しみ、度重なる攻撃で一人、二人とやられていきました。
どうしようもないので最終的に海岸へ行き塩分だけでも補給しようとするのですが、待ちかまえていたアメリカ軍に攻撃され最後を迎えるという人生でした。人生の終わりでは撃たれたお腹から流れ出る血の温かさを手に感じた時に、初めて自分は生きているという実感を持ちました。そしてそれを感じたときに、祖国を守るためにすべてを捨てて戦争へ赴くというその時代の日本人にとって正しいとされる生き方をしてきたけれども、自分は生きているという実感をもっていなかったんだなと初めて気がつき、自分がしたいことをもっとすれば良かったと後悔して死んでいきました。
同じ部隊の仲間に今の私の職場の同僚たちもいました。この時も今も正しいとされることに一生懸命で、本当に自分のしたいことをしていないかもしれないなあと思いました。
この療法を受けてすぐにはなんだかわからなかったのですが、時間がたつにつれ色々なことに気がつきました。そして、仕事においても少しずつですが自分がやってみたいということを自分から求められるようになってきたみたいです。また、まわりの同僚たちも以前に比べてずいぶんのびのびとしてきたように感じています。前世療法を受けてみてとっても良かったと思います。ありがとうございました。 |