催眠状態で、心の中に残っている辛い感情や感覚(トラウマ)を解放するには退行療法以外にもいくつかの方法があります。ホリスティックワークでは、クライエントさんの必要に応じて、分身療法(パーツセラピー/副人格療法)、インナーファミリー療法、擬人化療法、悲嘆療法(グリーフセラピー)などの各種療法を用いてセラピーを行っています。
*分身療法(パーツセラピー・副人格療法など)・・・自分の中にいくつかの分身が存在し、今抱えている問題は分身たちが各々良かれと思って取った行動の帰結として現れているとの前提で行っていく方法です。問題を引き起こしている分身と問題を解決しようとする分身、それを調停する分身などを登場させて調和を図ります。
*インナーファミリー療法・・・幼い自分を苦しめている家族の更正、更迭、再教育、理想の家族を呼び寄せる等によって内なる自分(幼少・幼児期の自分)を癒していくプロセスです。
*擬人化療法・・・問題のある身体部位や病気本体や感情や感覚を人とみなして語りかけ、なぜその問題を持っているのかを探っていきます。
*悲嘆療法・・・愛する人を亡くした喪失感から立ち直れないような場合に用いる方法です。催眠下で故人との魂のコミュニケーションを行うことで癒につながるお手伝いをします。