講義では、まず参加者の自己紹介、そして催眠についての理解を深めることからスタートします。
■催眠について 顕在意識と潜在意識/顕在意識と潜在意識の間のルール/催眠状態とは/催眠の深度 ■年齢退行に相応しい催眠の深さとは
年齢退行療法を行う上での論理面と施療面での仮説・前提
年齢退行療法とは何か
年齢退行療法のプロセスを学び、各ステップごとに検証していきます。
■年齢退行療法のプロセス 年齢退行療法での事前面談と臨床面談/被暗示性テスト/催眠誘導/イメージの回路を開く/退行誘導/トラウマ想起/感情・感覚の再体験/その出来事に対する新しい理解/当事者への思い/当事者への許し/その出来事に対する新しい感情・感覚の植え込み/トラウマからの解放/本来の自分確認/方向づけ・ビジョン/成功のイメージの植え付け/アファメーション/後催眠暗示/解催眠/事後面談
年齢退行療法で用いられる各種技法を身につけます。
階段法/感情の橋/「校庭」法/カレンダー法/インナーチャイルド/人格交代/許しの療法/エンプティチェア/胎児期退行/大地との一体化(グランディング)/宇宙との一体感
関連する重要な技法としてパーツセラピー(分身療法/サブパーソナリティ療法)、インナーファミリー療法、悲嘆療法(グリーフセラピー)なども学びます。
全ての工程(ステップ)を学んだ後で、年齢退行療法の成功にとって必要なこと、失敗のない年齢退行療法を行う上での重要なポイントを確認し、年齢退行療法を避けるべきケースなどの注意すべきことも学びます。
初日は参加者の自己紹介と講義だけで実技練習はありません。
二日目以降は実技練習の場を設けます。実際にペアを組んでの実技練習や、オブザーバーを交えた3人での実践的な練習を行います。
テープレコーダー等の持ち込み録音は自由です。但し、自己紹介や実際の療法の実技練習中での録音はプライバシーの問題がありますのでお控え下さい。ビデオ撮影はできません。